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“円城塔と伊藤計劃の縁は、両者がともに2006年の第7回小松左京賞に初長編を応募して、ともに最終候補に残ったときにまで遡る。両者ともに落選の憂き目を見たが(この回の同賞は受賞作なしに終わった)、ふたりはネットを通じて連絡をとりあい、ともに翌年、応募作を改稿した作品を早川書房のSF叢書《ハヤカワSFシリーズ Jコレクション》から上梓して、相次いで作家デビューを果たす。
 この2作は、2007年の日本SFを代表する傑作として高く評価され、デビュー作であるにもかかわらず、「ベストSF2007」国内部門では、伊藤計劃『虐殺機関』が1位、円城塔『Self-Reference ENGINE』が2位となった。その後も、この2作は、ともに2007年度の第28回日本SF大賞候補作となり、ともに落選するなど、何かと縁が深い。
 作家同士は、トークショーや対談などで同席する機会も多く、同じヴィジョンを共有する”盟友”とも呼ぶべき関係だった。”

伊藤計劃の遺稿を円城塔が書き継ぐ - 大森望|WEB本の雑誌

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